■「ウエルテル」 マスネ作 字幕つきハイライト原語上演
ウェルテル 小山陽二郎
シャルロット 牧野真由美
アルベルト 谷 友博
ソフィー 蒲原史子
法務官(シャルロット父) 若林勉
子供達 ジュニアコーラス・フェアリーズ
ピアニスト 河原忠之
演 出 木澤譲
舞台美術 鍵井保秀
字 幕 岡本泰宏
2007.12月20日【木】 15:30開演 22日【土】 15:00開演
会場:
はなみわ風の丘HALL 043-273-4217
主催・会場:はなみがわ風の丘HALL
制作:小空間オペラTRIADE
後援:千葉市教育委員会・千葉県・(財)千葉県文化振興財団
風の丘サポートメンバーシップ
ご協力:平和交通
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小山陽二郎さんの大熱演。ハイライトとはいえ、2時間半。
来場の女性たちを、うっとりウルウルさせました。
そもそもが、彼がやりたいがために実現した企画です。
日本では珍しい演目。
原語上演としては、日本初演ではないかというのですが。
だとしたら、小さなホールがすごいことをやったと思いませんか。
企画に賛同して、歌手、ピアノ、演出、日本では指折りの実力者が参加しました。
千葉の住宅街の小さな小さなホールにですよ。
海外で見たことのあるお客様が、遠くからわざわざ見に駆けつけました。
受付をお手伝いしていた私に、
「○○劇場で見たんです。それで、ここでやると聞いて、見逃せないと思って・・・」
そんな風に話しかけてくださったのは、一人ではありません。
私も、オペラ全体を見たのは初めてでした。
アルフレード・クラウスという、この役を十八番にした名テノールの記録映像で断片的に見ただけです。
ウェルテルが歌うアリア 「春風よ、なぜ私を目覚めさせるのか」 は、コンサートになら、よく出ます。
2回公演を行って赤字だそうですが、逆に言えば、小さなホールだからこそできた冒険なのかもしれませんね。
実力ある方たちが、めずらしい演目や新しい演出を実験する場というのも、今後この空間が果たす役割のひとつなのかなと思いました。