いつものぞかせてもらっているktanizawaさんのブログに、彼女が「感情を言語化する」努力をしていることが出ていました。
すごいヒントをいただいたと思いました。
この氷山思考のシリーズでも、水面上のやりとりが小さく小さくなってきてはいないかというようなことを書きましたが、では水面下のやりとりとは何なのか、日常の対応としてどうすればよいのかについては、自分の中でうまく整理できていませんでした。
会話の中で「相手の感情を言語化する」というのは、かなり大きな対応のひとつだと思います。
もうひとつ思い浮かぶものに、
浅野良雄先生の『対話法』があります。
これは、「自分の考えや気持ちを言う前に、相手が言いたいことの要点を、相手に言葉で確かめる」というものです。
これは、感情がもつれたようなときには、とても有効です。
「あなたとしては、これこれだったので、こうこうしようと思ったんですね」
ただ、少しまだるっこしいので、日常的には使いにくいところがあります。
その点、「感情を言語化」するのは手軽です。
短いので、習慣化しやすいです。
もちろん、的確に言語化できるかどうかは、実はけっこうむずかしいことです。
ktanizawaさんもカウンセラーですから、彼女の技量にしてできているという面もあるかもしれません。
「それはお困りでしたねえ」
「苦しかったですか?」
「そりゃうれしかったねえ」
「しんどかった?」
しかしまあ、この程度なら誰でもできるでしょうし、昔の会話にはきっとあったフレーズですよね。
私も、しばらく意識して使ってみましょう。
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