坂東玉三郎主演の、シネマ歌舞伎「
ふるあめりかに袖はぬらさじ」を見てきました。
配役:
芸者お園 … 玉三郎
通辞藤吉 … 獅童
遊女亀遊 … 七之助
唐人口マリア … 福助
米人イルウス … 彌十郎
浪人客梅沢 … 権十郎
同 佐藤 … 海老蔵
同 堂前 … 右近
大種屋 … 市蔵
幇間和中 … 猿弥
唐人口チェリー … 吉弥
同 メリー … 笑也
同 バタフライ … 松也
同 ピーチ … 新悟
芸者奴 … 笑三郎
同 太郎 … 春猿
帳場定吉 … 寿猿
旦那三河屋 … 男女蔵
同 駿河屋 … 亀蔵
同 伊東屋 … 友右衛門
思誠塾多賀谷 … 段治郎
同 飯塚 … 勘太郎
同 松本 … 門之助
同 小山 … 橋之助
同 岡田 … 三津五郎
岩亀楼主人 … 勘三郎
どうです、この配役。豪華でしょう。
もちろんナマを見たかったものですが。
玉三郎と二十一世紀歌舞伎組、勘三郎と中村屋グループ、浅草公会堂の若者組が総動員で、なぜか海老蔵、三津五郎まで入る大サービス。
中で七之助が光ってました。
新劇的な演技は慣れないだろうし、アップになるので、女形はつらいものがありそうですが、薄幸の遊女をいい雰囲気で表現しました。
芸者姿の笑三郎、春猿らが並び、玉三郎が加わって「騒ぎ」を弾き歌う大一座の場面。
豪華というか、洒脱というか、ここらが歌舞伎役者たちの面目躍如たるところです。
歌舞伎としてやるのは初めてとのこと。
玉三郎自身は9回目だそうですが、息の合った仲間たちと、楽しそうに演じていました。
シネマ歌舞伎では、これまで踊りは見ましたが、芝居は初めて見ました。
約3時間、ちっとも長いと感じませんでした。堪能しました。