部下を抱えていた頃、いろいろやってみました。
成功、失敗、整理してみましょう。
◎10枚集めると…
毎年末、「やったね!賞」なるものを出しました。
1年間のクリエイティブ、イノベーティブな取り組みに対して、課長として私的に出すものです。
たいしたものではありません。
文房具店でハガキくらいの賞状用紙を見つけたので、ワープロで小さな賞状を作りました。
それだけでは寂しいので、記念品をつけました。
翌年の干支の、机に置けるようなマスコット人形です。
どちらの会社にも評価制度はあるでしょうし、それなりの価値観にもとづいているでしょう。
ただ多くの場合、そのメッセージ性は、はっきりはしていないものです。
当時の私の会社でも、何を尊ぶのかよくわかませんでしたし、評価のメリハリもありませんでした。
また私としては、会社の基準は基準として、自分のチームをクリエイティブな集団にしたかったし、そのメッセージを伝えたいと思いました。
ある方向に水を引きたいなら、その方向に評価を与える。
それがマネジメントの基本です。
制度の改定、処理基準の見直し、届け出書式の改訂などなど、みんなそれぞれにテーマをさがして取り組んでくれました。
うんと後にテレビで、モチベーションで有名なL&M社では、それぞれの社員が感謝したい人に月ごとに星マークをあげるというミニセレモニーをやっていると知りました。
自分のやってきたことも、悪くなかったなと思ったものです。
実は、その賞状が10枚たまると座布団がもらえると言っていました(ウケねらいです。では座布団が10枚たまると…)。
1年にもらえるのは1枚とは限りませんので、かなりいいところまで行った課員もいたのですが、組織編成が変わり、座布団を出すには至りませんでした。