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ゆめ芝居 それがしの申しますことひと通り・・・

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SN氏の場合…交流分析的仮説

●SN氏の生い立ち
SN氏は歌手・タレント・女優です。
2歳の時に両親が離婚し、その2年後に実母と死別、親戚の叔母の家に育てられました。
小学6年生の3学期に実父が再婚し、帰郷。
父親はその筋の人といわれていますが、彼女が18歳のとき、事故死しました。

中学3年生のとき、タレントのコンテストで見出され上京。はプロダクション社長の自宅で下宿生活を送りました。
アイドルとして人気を集め、特に「○○ピー語」と呼ばれる不思議な言葉が売りになりました。
その後、サーファーと結婚、一児を設けました。

産休を経て芸能界に復帰、タレントとして安定的な地位を保っていましたが、夫とともに覚醒剤を常用していたことがわかり逮捕されました。
好感度の高いタレントだったこと、発覚を恐れて逃亡したことなどから、事件の扱いはエスカレートし、大事件になってしまいました。

●SN氏の人生脚本

禁止令: 存在するな 子供であるな
ドライバー: 他人を喜ばせろ

彼女を見るとき、理知的な容貌やまじめなイメージに対する、行動とのギャップがあります。
つまり若いころは「○○ピー語」という奇妙な言葉であり、大人としては覚醒剤への傾斜です。 

「○○ピー語」を話しているとき、とてもおもしろい言葉でありながら、心から天真爛漫に言っているとは感じられませんでした。つまりFCがはじけた感じではありません。
当然のことながら、これはプロダクションの売り出し戦術でした。
彼女は、見事にそれを演じたのでしょう。

そう考えてくると、彼女の実像と虚像の二面性が浮かんできます。
実像としての彼女は、ある頃まで周囲に言われるままに生きてきたのです。
AC優位の自我状態です。Aは低いでしょう。
幼いころ、生きていくために身につけたスタイルです。

テレビに映る虚像は、「○○ピー語」を操るかわいいアイドルであり、きれいに整えた成長した女性としてのSNでした。

おそらく、感じる心をなくしていて、操り人形をその場その場にふさわしく演じるという生き方を続けてきたのでしょう。
そして、人間性を取り戻したい欲求が、有名スポーツ店のボンボンである夫との結婚であり、薬なのです。

子供時代に「捨てられた」経験が、そんな生き方の脚本を身につけさせたと考えられます。
今また芸能界に捨てられた彼女が、これからどんな生き方を選ぶか。

これまで、彼女につきまとって、自我状態CPやAの役割を代わりに果たしていた人たちが、あいかわらずいるのでしょう。
介護の世界に入りたいというのは、本当に彼女の心の声なのか、それとも周りによるイメージ戦略なのか。
その答はまだ出ません。

                  *****
参考:
12の禁止令
1.存在するな
2.男(女)であるな
3.子供であるな
4.成長するな
5.成功するな
6.何々するな
7.重要であるな
8.属するな
9.近づくな
10.健康であるな
11.考えるな
12.感じるな

5つのドライバー(駆りたてるもの)
1.完全であれ
2.強くあれ
3.一生懸命やれ
4.他人を喜ばせろ
5.急げ

※これは交流分析(TA)の応用を考えるためのフィクションストーリーです。
仲間たちとのディスカッションから要点を拾って構成しました。
酒〇井法子氏を評価分析するものではありません。
by 50TEMPEST | 2009-12-25 12:07 | 日々の交流分析