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ゆめ芝居 それがしの申しますことひと通り・・・

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氷山思考30 …ハイコンテキスト その2

コンテキストを共有しているほど、「わかりあえている」感じが生まれます。
そんな状態をハイコンテキストと言います。

日本は他の国とくらべてハイコンテキスト文化だと言われます。
しかし、これからは、ハイコンテキスト文化を前提にした部分はどんどん成立しなくなっていくと思います。社会の文化の共有度合いが、以前より明らかに下がってきたからです。

ハイコンテキスト文化は、海に囲まれた環境の中で醸成されました。
障子一枚の向こうとこちらの気配を読む文化です。言葉面でない部分を大切にします。そしてその部分で「わかりあう」ことを重んじます。
これは現代の特徴である「多様性」を背景にしては成立しません。


ところで、夫婦や友人同士ではハイコンテキスト志向は問題ないのですが、会社などのビジネス集団内でのコミュニケーションでは、これが障害になります。

なぜなら、日本での会話のありかたや文章表現にもハイコンテキスト志向が反映されています。これまではけっこうわかり合えてきたために、情報そのものを正確に伝える・受け取る方法があまり発達してこなかったわけです。

そこに持ってきて、ビジネスの世界では多様化が激しくなっています。
たとえば、派遣、業務委託、さまざまな雇用形態の人が入ってきます。国籍の違う人もいます。ビジネスの相手も国際性が高まっています。グローバルスタンダードの名の下に外国の考え方も入ってきて、そちらに合わせることを求められます。
正社員同士だって年齢差があると、背負った文化が大きく違います。

まずは伝えるべきこと(コンテント)をきちんと伝え合うこと。
次に、「ちょっとしたやりとり」の量をふやして、コンテキストの共有をはかっていくこと。

この2ステップを、構成員それぞれが意識してやっていく必要があると思います。



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by 50TEMPEST | 2007-04-30 08:26 | 氷山思考

氷山思考29 …ハイコンテキスト その1

まず上がとがった二等辺三角形を描いてください。その、上から1/4ぐらいのところに、底辺と平行に(つまり横に)波線を描いてください。三角形が水面上と水面下に区切られたことになりますね。
さらに、この二等辺三角形をもうひとつ、つごうふたつ並べて描いてみてください。

先日、朗読の教室で、ある登場人物を余貴美子さんのイメージで読もうと思いました。
ところが、私は人の名前をすぐ忘れるので、とっさに余さんの名前が出てこず、そのことを先生に伝えることができません。

じれったいので、その場で携帯を使ってカミさんに尋ねました。
「あのさぁ、サスペンスのさぁ、女優さんで…」そこまで言いかけると、
「ああ、余貴美子?」
「ああそうそう、その名前を知りたかったんだ」

私にとっては普通のことですが、このやりとりは周囲の人の驚嘆を呼びました。
「それだけでなんでわかるの!」「夫婦ってすごい!」「どんな奥さんなんだろう!」

種を明かせば簡単なことで、よく二人でサスペンスドラマを見ては、余さんの多彩な役と演技力を話題にしているのです。同じものを見て、考えを共有しているからです。
固い言い方をすれぱ、コンテキストを共有している。つまり、二等辺三角形の一部が重なっていると表現できます。

この共有の度合いが高いほど、ツーと言えばカーという状態になり、互いのコミュニケーションは快いということになりますね。
by 50TEMPEST | 2007-04-29 08:19 | 氷山思考

次は御茶ノ水

JRの車内アナウンスで、「御茶ノ水」というとき、真ん中の「の」にアクセントを置いて言う車掌さんが最近けっこういます。

「おちゃのみず」は平板に言うのが普通でした。

飯田橋は「だ」にアクセントを置いて言います。これにひきずられているのかな、と思います。
でもそれにしても、「の」のアクセント、強すぎ。

真ん中の「の」にアクセントを置く名前の言い方。
聞くたびに妙な感じがわくのです。でも聞きなれた感じでもある。

テレビで舞の海さんの顔を見たとき、相撲の四股名がそうであることに気づきました。


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by 50TEMPEST | 2007-04-26 08:15 | 見て聞いて考えた

むかーし、あったんだどー 27 紙芝居

夕方になると、長屋のそばに紙芝居のおじさんが来ました。
カチカチと拍子木を打って回ると、子どもが集まって来ます。

自転車の後ろに物入れがついていて、その上に紙芝居を立てられるようになっていました。
お金を払わない子は近寄らせてもらえません。私は当時お小遣いなどもらったことがなかったので、追い払われる口でした。

何人かの子は何かもらっているみたいでした。まわりをパキパキ折って型を抜くようなお菓子らしきものを覚えています。
そっちには興味はないのですが、紙芝居のほうは見たいと思いました。

しかし、続き物になっているらしく、ほんの一部をしかも離れて見るのでは、筋がわかりません。
結局つまらないので、また仲間たちもたいてい私同様追い払われ組ということもあり、すぐ他の遊びに行ったものでした。

ですから、黄金バットなんて言葉を聞いたことはありましたが、移動紙芝居をちゃんと見たことはありません。

小学校では、よく先生が読んでくれました。こちらはみな読み切りでした。
高学年になったとき子ども会の役目が回ってきて、紙芝居会をやったことがあります。紙芝居は学校から借り出しました。

見せている面を後ろに回すのだったと思いますが、ちゃんと読むべきところが出てくるので、当然とはいいながら、うまくできているものだと思いました。

以前、私の先生の朗読公演で、でっかい絵本を見せてもらいました。子どもたちに見せながら読む朗読用ビッグサイズ本です。これも一種の紙芝居でしょうか。

最近、スケッチブックを使う芸人が多いですね。鉄拳とか桜塚やっくんとか。
これも一種の紙芝居と言えなくもない。

紙芝居というと微妙に貧乏くさい雰囲気がただよいますが、ウイットの効いたショートストーリーを、洒落た絵とともに、大人のための紙芝居に仕立てるなんてアイデアはどうでしょうかね。


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by 50TEMPEST | 2007-04-24 08:20 | むかーし、あったんだどー

夫に言われて傷ついた一言

日本経済新聞4月21日NIKKEIプラス1「何でもランキング」より
20代以上の既婚女性1030人の調査

●夫に言われて傷ついた一言
1 「君も太ったね」
2 体調が悪いのに「ごはんはないの?」
3 「家にいるんだからヒマだろ?」
4 「片づけが下手だ」
5 育児などで手伝ってほしいといったら「仕事で疲れているんだ」
6 「うるさい」
7 話し方について「しつこいな」
8 「誰のおかげで生活できているんだ」
9 「で、結論はなに?」
10 「おれの金を自由に使って何が悪い」
11 「君には関係ない」
12 子どもの素行の悪さについて「お前に似たんじゃないのか」
13 「もっと効率よくやれば」
14 子どものことを相談して「どうでもいいじゃないか」
15 「うちの親の悪口はいうな」

            *         *

「夫」族は概して、こう考えています。私自身の経験および周囲の観察にもとづきます。
・生活を維持するために、経済的な面の責任は男が背負うべきだ。
・だから、職場で嫌なことや辛いことがあっても耐えるべきだ。
・家のトップとして、家庭をうまく経営し、妻子を適切に導くべきだ。

その結果として、こう思っています。
・稼ぐために、日々しんどい思いをして仕事をしているのだから、それを察してほしい。
・仕事で頭が一杯なのだから、些細なことを持ち込んで乱さないでほしい。

また、こうも考えています。
・外での仕事を通して、課題処理については知識も経験も自分が上だから、教え導いてやろう。
・職場の「相談」は自分の考えを添えてするもの。家でもそうしてくれれば結論は出してやろう。

悪気はなく、それなりに悲壮な思いで生きているのです。それが存在意義だと思っているのです。
かわいいじゃありませんか。

願わくは、「妻」族の皆様。
そのあたりを理解し、おだての一言でも言ってあげてほしい。
そうして気をよくしておいてから、「こんな一言に自分は傷つく」のだと伝えてほしい。
そんな積み重ねの中で、きっと夫も気づくはずです。私だって、カミさんのおかげで気づいたのですから。

決して決して、「うちの夫は、どうせそんなもの」と見切りをつけたり、「そんな扱いを受ける私って、かわいそう」と殻にとじこもったりはしないでほしいと願います。
そうすると、同じコミュニケーションのパターンが子どもたちに継承されてしまいますから。

どうおだてればよいか。
簡単です。「夫に言われてうれしかった一言」の裏返しを言えばいいのです。

            *         *

●夫に言われてうれしかった一言
1 「おいしいね」「ごちそうさま」
2 「家のごはんが一番おいしい」
3 「いつもありがとう」
4 「がんばってるね」
5 夫側の家の行事に参加した後「おつかれさまでした」
6 「君と結婚してよかった」
7 夫の友達や姑に対して「よくやってくれるよ」
8 「えらいと思うよ」
9 「実家でゆっくりしておいで」
10 「今日は一段とかわいいね」


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by 50TEMPEST | 2007-04-22 15:31 | 見て聞いて考えた

むかーし、あったんだどー 26 柾葺き

炭住のことなんかを考えてたら、柾葺きの家のことも思い出しました。

木を木目にそって縦に薄くスライスしたもの(「まさ」と言います)で屋根を葺いている家です。北海道では萱葺きができないので、昔のローコストの家は柾葺きだったのだろうと思います。
生まれたところは貧乏長屋で、その界隈にはけっこうありました。

なぜ覚えているかというと、近所でボヤがあったり、建て直しでとりこわされたりしたとき、柾がいっぱい出るのです。子供にはこれがけっこう楽しいおもちゃになりました。

パキパキ折りながら、色々な形を作り出せます。
男の子はピストルの形にして、バンバン!なんてやるのが多かった。
縦にはうまく割れますが、横にはなかなか思うようには割れなかったりします。
でも、いっぱいあるので、またやり直しです。

思えば、火事になりやすい素材ですね。
そのせいでしょう。北海道の家の屋根はトタン屋根がほとんどになっていきました。これは屋根の上の雪が落ちやすいというねらいもあります。
本州から人が来ると、北海道の家は色とりどりだねと言われました。


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by 50TEMPEST | 2007-04-21 08:16 | むかーし、あったんだどー

むかーし、あったんだどー 25 人さらい

「フラガール」でよみがえった記憶です。
所長さんがダンスの先生を連れてくるとき、そんな言葉をかけられるシーンがあって、一緒に見ていたカミさんが思わず吹き出しました。懐かしい言葉です。

「人さらいに気をつけなさい」とか「暗くなって遊んでると人さらいにさらわれるよ」とか言われました。誘拐ではなくて、人さらいという柔らかい語感が好きです(あくまでも言葉としてですよ)。

子供としては、あまり真剣には考えてませんでした。意味がわからないからでしょうね。
連想としては、言ったほうも聞いたほうも、せいぜい「安寿と厨子王」といった感じでしょうか。
そういえば「サーカスに売られるよ」なんて言葉もありました。

誘拐が真剣に「危険」という語感をもって語られるようになったのは、「吉展ちゃん事件」からでしょうか。サラリーマンの子供でも身代金目当てにさらわれ、殺されることがある…。

ただ、あれはやはり誘拐であって、人さらいではないのかもしれません。
そのあたりから、「人さらい」という言葉が死語になっていったのだと思います。


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by 50TEMPEST | 2007-04-19 12:49 | むかーし、あったんだどー

むかーし、あったんだどー 24 空き地

5歳の時に引っ越したところは、同じ函館市内でも新興住宅地だったので、あちこちに「自然」がありました。

うれしかったのは、蝶々やトンボがたくさんいて、街中で育った私にさえ、簡単に捕まえられることでした。
近所には小さい沼なんかもありました。アメンボ、ゲンゴロウ、タニシなどの現物が見られました。

何よりも空き地がありました。ほったらかしですから、草むらになっています。退屈なときは、空き地に行けば、誰かがいます。

子供たちが何人か集まると、たいていは野球(ソフトボール)です。バットが危ないとか、飛んでくるボールが危ないとかは言われたことがありません。おかげで下手なりに野球が身につきました。

たった3人でソフトボールをやったことがあります。1人対2人です。キャッチャーなし。四球なし。三振は空振りのみ。
相手チーム(?)が一人のとき、さんざん粘って(いつまでも待球できますから)、私にしては珍しく大飛球をかっとばし、うらまれました。

会社に入って、野球なりソフトボールなりを一度もやったことがないという人がいて、驚きました。今、子供の身体に常識としてあるスポーツは、野球でしょうか、サッカーでしょうか。

遊具も何もない、ただ遊べるスペースとしての空き地。
私はそこからたくさんのものを得たようです。

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by 50TEMPEST | 2007-04-18 08:15 | むかーし、あったんだどー

むかーし、あったんだどー 23 炭田

石炭が大きな産業だったと前に書きました。その関係をいくつか思い出してみましょう。

小学校、中学校では、炭田が教科書でけっこう大きなウェイトで扱われました。常磐、筑豊、…。
産物から地方を当てるなんて問題にはキーでした。

盆踊りではどこでも炭坑節が流れました。今でも年配の人は誰もが耳に残るのではないでしょうか。本当は、歌詞にあるように三池炭鉱のローカルな歌なのですが。

新聞でも大きなスペースでニュースが載りました。春闘での賃金交渉やストライキ、そして坑内事故も。落盤、ガス爆発、炭塵爆発など、何年かに一度はありました。掘り出すべき石炭層が次第に深くなっていったためだと教わりました。
その後はあちこちの閉山のニュースが増えていきました。

大人になって労働法規を勉強すると、坑内労働に関する規定が多いのに驚きました。それだけ規定化が必要だったということ、従事者の数の多さと同時に、問題も多かったのでしょう。

炭鉱でできた街、夕張が、閉山によってベースの産業と若い人口を失い、ジリ貧になってしまったのはうなずけますね。

夕張の市長選が始まりました。


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by 50TEMPEST | 2007-04-17 07:33 | むかーし、あったんだどー

UH氏の場合…交流分析的仮説

●UH氏の生い立ち
彼はお寺の子として生まれました。父親は僧侶でしたが、戦争中に戦争反対を訴えて投獄されるような人でした。父が投獄中は、子供の彼が檀家回りをしました。
その後、東京のお寺に預けられ、大学まで出してもらいました。
戦争が終わり、歌がとてもうまかった彼はミュージシャンになりました。ジャズブームの中で、まず歌手、さらにギターを独学してギタリストになりました。
ある時、助っ人として出たショーで演じたハチャメチャがきっかけでコミックバンドを結成し、そこから彼はブレイクしました。コミックソングを歌い映画に主演、一世を風靡しました。
その後は渋い俳優としても演技力を開花させ、国民に愛されました。

●UH氏の人生脚本
禁止令:子供であるな
ドライバー:完全であれ、他人を喜ばせろ

彼は、父親を尊敬し、その影を追いかけ続けたのではないでしょうか。
父の献身的な活動を見、投獄中はその代理を務める。経済的な面で苦労している母親の姿を見る。そんな経験の中で育つと、子供は大人びた感じに育ちます。早く大人になって、家を支えられる人間になろうとします。彼のふだんの顔つきにもそんな感じがうかがわれます。

毎日ポケットに卵を入れて、自転車で牢獄の父に弁当を届けます。ある時、転んで卵が割れて、父親に届けることができませんでした。そんな思い出が語られました。

ギターは教則本で独学したそうです。そのおかげで楽譜が読めるようになったと語りました。そうでしょうか。見えないところでの勉強、練習がないと、そうはならないと思います。弾けるだけで済まさない部分があったのでしょう。

彼を世に出したコミックバンドとの出会いは、人生のおもしろさとしか言えません。彼自身も死ぬまでそれを感謝していました。
グループのリーダーはボス的キャラクターでメンバーを引っ張り、彼は番頭的に屋台骨を支える、そんな役回りが見えました。大人です。スターになっても、それを崩しませんでした。

彼らのコントやギャグは、その場のひらめきのままではありません。ゲストに無礼な突っ込みを入れるようなこともありません。きちんと計算されたものです。いわば楽譜があるのです。
喜ばせることに完全を求める。このラインは、かなり彼が作ったものだと思います。

彼の中には、とてもまじめな(A的)彼と、歌ったり演奏したりするのが好きな(FC的)な彼がいます。ですから、甘い歌を気取って歌うようなときが一番しっくりしていたのかもしれません。
ハチャメチャをやっているときは、それを楽しみながらも、安定を求める自分との間で、本当はかなり悩みがあったのではないかと思います。

父親のように政治的行動はとれず、宗教家を継ぐこともできなかった彼には、人を楽しませることが自分の道。とは言いながら、坊主のせがれがこんなバカなことをやっていていいのか…。

そのあたりはあまり語られませんが、ひとつ有名なエピソードがあります。最初のコミックソング「スーダラ節」を歌うことになり、父親にその迷いを打ち明けたときのことです。
「わかっちゃいるけど、やめられない」は親鸞聖人の悟りにも通じると言われ、やっと納得できたそうです。

おそらくこの時に、父から教えられてきたこと、学んだ仏教の考え方、自分のもともと持っているものなどが、ピタリと納まるところに納まり、「自分はこれをやっていていいんだ」と思えたのでしょう。

                  *****
参考:
12の禁止令
1.存在するな
2.男(女)であるな
3.子供であるな
4.成長するな
5.成功するな
6.何々するな
7.重要であるな
8.属するな
9.近づくな
10.健康であるな
11.考えるな
12.感じるな

5つのドライバー(駆りたてるもの)
1.完全であれ
2.強くあれ
3.一生懸命やれ
4.他人を喜ばせろ
5.急げ

※これは交流分析(TA)の応用を考えるためのフィクションストーリーです。
植〇木等氏を評価分析するものではありません。



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by 50TEMPEST | 2007-04-15 08:01 | 日々の交流分析